内容説明
福建省委書記の尹力氏、日本駐華大使の垂秀夫氏と会見
日本福清同郷会 2021年11月04日 23:27
11月2日、福建省委書記の尹力氏は福州市にて、日本駐華大使の垂秀夫氏一行と会見を行いました。会見および晩餐会には、福建省委副書記で代省長の趙竜氏も参加しました。
尹力氏は、垂大使の訪問を歓迎し、福建省の経済・社会の発展および福建省と日本の交流・協力の状況について簡単に紹介しました。尹力氏は次のように述べました。 「中日両国は海を隔てて隣接し、両国民の友好関係には長い歴史があります。10月8日、習近平国家主席と岸田文雄首相が電話会談を行い、両国関係の正しい発展に向けた方向性を示されました。福建省と日本との友好交流の歴史も深く、近年では人的交流や経済貿易協力が密接に行われています。来年、中日国交正常化50周年を迎えるのを契機に、両国指導者が達成した各種共通認識を実施し、中日地方関係の発展を共に推進したいと考えています。福建省と長崎県、沖縄県など友好都市との交流を深化し、文化・観光、健康医療、高齢者福祉産業などの分野での協力を拡大し、新時代の要請に応える中日関係の構築に新たな貢献を果たしたいと思います。また、福建省内の日系企業により良いビジネス環境を提供し、さらに多くの日本企業家が福建省に投資し事業を展開するよう促進します。」
垂秀夫氏は次のように応えました。「長年ぶりに福建を訪問し、日々の変化と経済社会の急速な発展を目の当たりにしました。福建省は住みやすく働きやすい魅力的な場所です。この友好関係を重視し、大切にしながら、さらに密接な交流を行い、経済文化交流を促進し、より広範な分野で協力を深め、双方の信頼を増進し、共に明るい未来を創造したいと考えています。」
会見には、省委常委・副省長の郭寧寧氏、省政府関係部門の責任者、日本駐広州総領事の亀井啓次氏および一部の日本企業代表が出席しました。(記者:周琳)
11月2日、垂秀夫大使は亀井啓次駐広州総領事とともに福建省を訪問し、福州市内で福建省委書記の尹力氏と会見しました。この会見には、中国日本商会、福州市日本企業会、厦門日本商工クラブ、長崎県上海事務所、沖縄県上海事務所の代表も出席しました。会見終了後、尹力氏主催による晩餐会が行われました。
会見では、垂大使が次のように述べました。「福建省は古くから日本と深い縁があり、日中交流の架け橋として重要な役割を果たしてきました。今後、さらに福建省との友好関係を強化したいと考えています。」 また、福建省内の日系企業の商環境改善や、来年の中日国交正常化50周年に向けた交流推進策についても議論が交わされました。
さらに、垂大使は隠元禅師とゆかりのある京都万福寺と福清万福寺間の交流計画に言及し、日本国大使館としてこの計画に最大限の支援を行うことを表明しました。
会見では、中国日本商会の御子神大介会長が、日本と福建省の経済関係について発言し、会の年次報告書である『中国経済と日本企業白書』を尹力氏に手渡しました。