内容説明
日本黄檗宗表彰式などの一連のイベントが東京で開催 本会が表彰を受ける
日本福清同郷会 2022年12月05日 23:47
日本黄檗宗管長より表彰
12月5日、日本黄檗宗は東京多文化会館で表彰式を開催し、長年にわたる在日華僑団体の支援と協力に感謝を示しました。黄檗文化促進会会長の林文清氏、理事長の陳熹氏、日本福建経済文化促進会会長の呉啓龍氏、日中福清商工会会長の渡辺龍治氏など、多くの在日華僑団体の代表が出席しました。
日本黄檗宗管長より表彰
日本黄檗宗管長より表彰
日本黄檗宗管長より表彰
日本黄檗宗管長の近藤博道氏は、黄檗文化促進会、日本福建経済文化促進会、日中福清商工会などの在日華僑団体に対し、それぞれ書道作品や隠元禅師の諡号(しごう)「厳統大師」の冊書(複製品)掛け軸、表彰状などを贈呈しました。
今年は中日国交正常化50周年にあたり、さらに日本黄檗宗を開山した中国福建省福清出身の隠元禅師の遠忌350周年という記念の年でもあります。今年2月25日には、日本宮内庁が隠元禅師に対して第7回目の敕封(勅命による尊称の授与)として、「厳統大師」の諡号を授与しました。
これを受け、日本黄檗宗は隠元禅師の諡号「厳統大師」の複製品を特別に制作し、日本国内の300以上の末寺に配布しました。この名誉を全黄檗宗寺院で共有することが目的です。
短編映画《原書之藏》の初上映会
イベント当日、短編映画《原書之藏》(邦題:『古書の倉』)の初上映会も行われました。本作品は、在日メディアプロデューサーである劉杰氏が企画し、平野正也氏が脚本および監督を務め、白百合慶祐氏が主演しています。映画は、若き作家・宮内良介が10年前に中国旅行中に拾った一冊の古書を巡る物語です。その価値を確かめるため、彼は大きな期待を抱いて京都の黄檗山万福寺を訪れます。古書にはどのような歴史背景が隠されているのか。この謎を軸にした神秘的なストーリーが展開されます。
短編映画《原書之藏》の初上映会
映画鑑賞と記念撮影
映画上映後、来賓たちは黄檗文化の歴史的意義や、中日両国における文化交流への貢献について語り合いました。中日両国の黄檗文化促進会や日本華僑界が一体となり、中日文化交流と民間友好関係をさらに促進していく決意が共有されました。