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楊時誕生970周年記念大会が福建省将楽で開催される 楊常飛会長が招待され出席
日本福清同郷会 2023年11月02日 21:34
立雪伝薪、千古流芳。楊時誕生970周年記念大会が10月31日、楊時の故郷である福建省将楽県で開催されました。両岸の来賓、専門家、学者、楊氏の宗親800人以上が一堂に会し、先人を偲び、その功績を称えました。日中福清商工会の楊常飛会長は日本から帰国して特別に参加しました。また、福清からの楊氏宗親もこのイベントに参加しました。
楊時は北宋時代の著名な哲学者、文学者、政治家であり、程顥と程頤に師事したことで知られています。その学びの姿勢は「程門立雪」の故事として後世に語り継がれ、師を敬い学問を求める模範となりました。彼は生涯を通じて理学の研究に励み、東南アジアに理学を広めるために尽力しました。この功績により、福建学(闽学)の先駆者として後世に影響を与えました。彼の哲学思想は、後の羅從彦、李侗、朱熹らにも深い影響を及ぼし、文化の発展と伝播に卓越した貢献を果たしました。
当日の午前中、楊時誕生970周年記念大会が将楽影劇院で開幕しました。会場では、海峡両岸の客家擂茶文化交流会、宗親による祭祀、福建将楽と浙江蕭山の書画巡回展、楊時を通じた福建と台湾の国学交流、学術フォーラム、文芸公演など、様々なイベントが同時に開催されました。
楊常飛会長は、「先人を敬うことは中華民族の美徳であり、楊時の子孫として誇りに思います」と述べました。参加者全員が、楊時文化は悠久の歴史を持ち、その精神は楊氏の後裔にとっての宝であるだけでなく、中華民族全体の文化的財産でもあると認識しました。また、楊時の愛国心や郷土愛、師を敬う精神を掘り下げ、現代社会における価値を見出し、継承していくべきだという意見で一致しました。