内容説明
「2022日中文化芸術祭IN万福寺」が日本黄檗宗万福寺で開幕
日本福清同郷会 2022年09月19日 22:22
“2022日9月17日から19日まで、日本京都府宇治市の黄檗山万福寺で「2022日中文化芸術祭IN万福寺」が開催されました。
本イベントは、中日国交正常化50周年および隠元禅師の入寂350年を記念して、日本黄檗宗万福寺、黄檗日中交流委員会、黄檗文化促進会が共同で主催しました。
開幕式には、中国駐大阪総領事の薛剣氏、宇治市長の松村淳子氏、日本黄檗宗管長の近藤博道氏、一般社団法人黄檗文化促進会会長の林文清氏、理事長の陳熹氏などが出席しました。
薛剣総領事は挨拶で次のように述べました:「長い歴史を振り返ると、文化交流は中日両国の関係において非常に重要な役割を果たしてきました。1654年、明代の高僧・隠元禅師が日本在住の華僑商人の招待を受けて日本に渡航しました。隠元禅師は仏教の教義だけでなく、当時の先進的な科学技術や文化も日本に伝え、江戸時代の発展を後押ししました。彼の掲げた『道義撑持、東西互照』の精神は世代を超えて受け継がれ、現在の中日友好交流にも重要な意義を持っています。」
近藤博道管長は、日中両国が国交正常化から50年を迎えたことに触れ、「風雨を恐れず、共に歩んできた50年。これからも日中の世代を超えた友好関係が続くことを願っています」と述べました。
此神戸華僑総会の舞獅隊が獅子舞を披露し、中日友好の祝福を届けました。さらに黄檗宗日中友好交流委員会の内藤香林書記長が、開幕式で京劇演技を披露した在日京劇芸術家・呉汝俊氏に日本画作品「愛心観音」を贈呈しました。
福州市人民対外友好協会も本芸術祭を大いに支援し、京都中国書画院は30人以上の日本人および在日中国人アーティストによる書画展を組織しました。また、福清市書道家協会も書道作品を出展しました。
日本煎茶黄檗皎上月流家元と弟子たちが茶席を設け、来場者に献茶を行いました。
薛剣総領事と在日華僑の集合写真
福清出身の書道家、薛立泉氏も本イベントに参加し、作品を展示しました。
夜になると四川省自貢市から持ち込まれた大型灯籠が点灯し、古い歴史を持つ日本黄檗宗大本山万福寺が華やかで平和な雰囲気に包まれました。