内容説明
除夕夜に東京タワーが「中国紅」に点灯 愛と希望を届ける
日本福清同郷会 2021年02月17日 19:33
2月11日、中国の旧暦大晦日にあたる除夕夜、日本の象徴である東京タワーが再び「中国紅」に点灯しました。本イベントは、東京タワー点灯中国紅執行委員会の主催で行われ、中国駐日大使館、日本外務省、東京都が後援、東京タワーの特別協力のもと実施されました。さらに、中国国際文化交流センターやシルクロード都市連盟なども支援しました。
今年のテーマは「希望」であり、「夢」「愛」「光」の3つの要素で構成されています。執行委員会は、日本在住の約100万人の華僑華人や日本各界の友好人士とともに「希望」を掲げ、遅れてやってくる東京オリンピックを迎え、来年の北京冬季オリンピックを祝福する熱意を象徴する「紅」の光で世界を照らしました。
今年は感染症対策に対応し、東京タワー点灯中国紅の式典はオンライン配信され、点灯式全体がライブストリーミングで視聴可能となりました。また、初めてヘリコプターによる空撮を導入し、東京上空から在日華僑華人や日本の友好人士に向けて新春の挨拶を届けました。この夜の空に輝く「中国紅」の東京タワーが感動的な瞬間を演出しました。
今年はパンデミックの影響で、中日両国のアーティストが東京タワーに集まり新年を祝うことはできませんでした。その代わり、ライブ配信では音楽映像作品《希望》が特別放映されました。この作品は、中日両国の監督と撮影チームが1か月をかけて制作したもので、両国の名曲とベートーヴェンの交響曲第9番「歓喜の歌」を融合させ、春節を迎える世界中の雰囲気や両国の象徴的な景観を映し出しています。映像は東京タワー下の大スクリーンやネット配信、中日メディアで同時に公開され、さらに全世界で継続的に放映されました。
钟南山院士视频致辞
当夜のイベントでは、中日両国の政界、経済界、医学界、文化界の著名人からのビデオ祝辞が流されました。菅義偉首相、中国駐日大使孔鉉佑氏、福田康夫元首相、小池百合子東京都知事、山口那津男公明党代表らが新春の挨拶を送りました。さらに、中国の鐘南山院士や張伯礼院士らが新年の祝福とともに、パンデミックに立ち向かう決意を語りました。
本イベントの発起人会は、日本の主流界から政治家、宗教界、経済界、文化界の代表が集結し、高い代表性を持ちました。会長には島村宜伸元文部大臣が就任し、二階俊博自民党幹事長や河村建夫議員、西村康稔大臣らも発起人として参加しました。
除夕夜に東京タワーが中国紅に点灯する活動は今年で3回目を迎えます。中日両国は2000年以上の友好交流の歴史を持ち、文化的共通点を共有しています。新型コロナウイルスの流行以来、両国は互いに支援し合い、深い絆を築いてきました。日本が中国を支援した際の「山川異域、風月同天」というメッセージは多くの中国人を感動させました。
主催者は、東京タワーの点灯を通じて中日友好をさらに促進し、在日華僑華人の故郷への想いを伝えるとともに、両国の友好と連帯を世界に向けて発信することを目指しています。